アス / 銅貨(AE As)
発行者:ガイウス・ユリウス・カエサル・ゲルマニクス(Gaius Julius Caesar Germanicus, Caligula)
鋳造地:ローマ(Rome)
発行年:AD 37–38
重量:10.35 g
サイズ:27 mm
ダイ軸(Die Axis):6h
状態:F
表銘文:C CAESAR AVG GERMANICVS PON M TR POT
「ガイウス・カエサル、アウグストゥス、ゲルマニクスの子、最高神祇官、護民官権を持つ者」
図像(表)
月桂冠を戴いたカリグラの左向き胸像。軍装姿またはトガ姿(年次によって差異あり)。
→ 「GERMANICVS」は、彼の父ゲルマニクスへの敬意を示し、父の名誉を継承する象徴。
若くして皇帝となったカリグラは、祖父アウグストゥス、曾祖父アグリッパ、父ゲルマニクスの正統な血統を強調することで、
自らの地位を神聖視された家系の延長に位置づけようとした。
裏銘文:VESTA / S C
「ウェスタ神に捧ぐ/元老院決議により発行」
図像(裏)
ウェスタ女神が玉座に座り、右手に供物皿(パテラ)、左手に槍またはコルヌコピアを持つ。
→ ウェスタはローマ国家と家庭の守護神であり、彼女の穏やかな姿は「秩序と伝統の維持」を象徴する。
しかし実際のカリグラ治世は専制的で、神聖な秩序を乱す行為が多かったことから、この図像は理想と現実の対比を浮かび上がらせる。
歴史的背景
カリグラはティベリウスの死後に帝位を継ぎ、当初は民衆と元老院に歓迎されたが、後に暴政と狂気で知られるようになった。
彼の初期貨幣には、家族の徳とローマ宗教の象徴が多く用いられ、治世初期の「理想的な統治者像」を反映している。
ウェスタ像は、国家的安寧と宗教的純潔を強調することで、新体制への信頼を訴える目的があったと考えられる。
文献番号
RIC I² Caligula 38
分類
Roman Empire, Caligula, AE As
※コインのみになります。
写真のコレクションボックス等は付属しません。
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